国内では、7月26日から、最高気温が35度を超える「猛暑日」が連日200地点以上！

山口でも、熱波というべき厳しい暑さが続いています。

この暑さの原因について調べてみました。

目次

①地球沸騰化の背景

②世界的な地球温暖化の理由

 

①地球沸騰化の背景

7月27日、世界気象機関（WMO）と、ヨーロッパ連合の気象情報機関「コペルニクス気象変動サービス」は、7月の最初の3週間の気温が過去最も高く、7月の月間気温が史上最も高くなる見通しと発表しました。

 

 

これを受けて、国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と警告し、「最悪の事態を食い止めることはまだ可能であり、そのためには世界各国が気候変動対策のための行動をすぐに起こさなくてはならない」とコメントしています。

（ウェザーニュース参考）

 

 

②世界的な地球温暖化の理由

 

ロンドンで気候科学を教えるパウロ・チェッピ博士は「化石燃料を燃やすことによる地球温暖化や、2018年以来のエルニーニョ現象によって、地球は未知の領域に入っている」と指摘しているそうです。

2023年はすでに、

1　世界の平均気温

2　世界の6月の平均気温

3　極度の海洋熱波

4　南極の海氷面積

以上の4つの気候の記録が更新されていると説明しています。

 

1　世界の平均気温は、コペルニクス気象変動サービスによると、世界の平均気温が史上初めて17度を超え、7月6日に　は08度となったと伝えています。

「石油や石炭、ガスといった化石燃料の燃焼による温室効果ガスの排出が続いていることが、地球の温暖化傾向に寄与している」と説明しています。

2　世界の6月の平均気温は、史上もっとも高く、1800年ころから47度高いそう。
これは「産業革命がはじまったころから、大気中に温室効果ガスを排出し始めたことと重なる」といいます。

3　世界の平均海水温は、5月、6月、7月にそれぞれ月の最高記録を更新。
2016年に記録した史上最高水温に到達しようとしているそう。

4　アイルランド西岸の海水温は平均より4～5度高かった。
アメリカ海洋大気庁はこれを、「極度以上の熱波」と位置付けた。
7月には、南極海を覆う海氷が記録的に小さくなった。1981～2010年の平均に比べると、イギリスの国土の10倍以上の大きさの氷が失われている。

（BBC NEWS JAPAN参考）

 

地球温暖化に対して厳しい状況が記されていますが、まだできることはある、とも書かれています。

まずはこの問題を把握し、何ができるか一人一人が考えていきましょう。