2023年10月13日
バルコニーのメンテナンスしていますか?チェックポイントを知ろう
バルコニー防水は、外壁と同じくらい、メンテナンスが大事な場所。
バルコニー防水の構造を知り、各家庭でもセルフチェックを行いましょう。
こまめなメンテナンスが、大事なバルコニーを長持ちさせます。
目次
①バルコニー防水の構造
バルコニーには「防水工事」がなされています。
それは、床や壁から水が染みて、下地を腐らせたり、雨漏りしたりするのを防ぐためです。
具体的には・・・
下地の上に、水が染み込むのを防ぐ「防水層」を塗装(またはシートの設置)
その上に、防水層を保護するための「トップコート」を施工
このような工事が一般的です。
②バルコニーの劣化を確認しよう
風雨、日光(紫外線)にさらされるバルコニーは、だんだんと劣化していきます。
とくに紫外線は、雨晴関係なく降り注ぐので、防水機能の劣化につながります。
一般的にバルコニー防水は、約10年で劣化するといわれています。
劣化したまま放置しておくと、さらに進行してしまうので、こまめに確認をし、メンテナンスの予定をたてましょう。
③劣化のチェックポイント
*表面の色あせ・・・白っぽく色あせてきたと思ったら、トップコートを塗り替える
*表面の剥がれ・・・トップコートが剝がれていたら、トップコート塗り替え
*苔や藻が生えている・・・表面が劣化した証拠。高圧洗浄機などで洗浄し、トップコートを塗り替える
*ひび割れ・・・トップコートが劣化により固くなってひび割れてきます。どの程度劣化しているか、専門家に相談しましょう。
*断水層の浮き・・・下地と防水層の間に入った水分が蒸発することで膨らみます。専門家の判断を仰ぎましょう。
*雨漏り・・・トップコートだけでなく、防水層まで劣化しています。このまま放置しておくと、下地が腐ったり、害虫が発生したりすることも。全て交換になってしまうかもしれません。できるだけ早く専門家に相談しましょう。
④バルコニー防水の種類
バルコニー防水にはいくつか種類があり、状態によってメリット・デメリットがあります。
*ウレタン防水・・・最も一般的な施工方法。液体状のウレタン樹脂を塗ります
*FRP防水・・・繊維強化プラスチック「FRP」は、軽量で、防水性や耐久性が高いのが特徴。
耐摩耗性にも優れています。
*シート防水・・・防水シートを貼り付けて施工
バルコニー防水を長持ちさせるためには、定期的に確認をすることが大切。
大事に至る前にメンテナンスすることで、長持ちします。
気になる点は、自己判断せず、専門家に相談してください。