2023年04月19日
黄砂って何?黄砂による被害や塗装の影響はあるの?
4月、大規模な黄砂が日本列島に飛来しました。
山口県内では、12日朝にかけて降った雨が止んだ後、大陸から黄砂が飛来。
ぼんやり景色が霞んだ状態が続き、見通しが悪くなりました。
今回の黄砂は、朝鮮半島から、九州~北海道と広い範囲に飛来しています。
そもそも黄砂とはどういうものでどんな被害があるのか、屋根や外壁塗装に影響はあるのかをご紹介します。
目次
①黄砂現象について
「黄砂現象」とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)が、上空の風によって運ばれ、浮遊しつつ降下する現象を指します。
日本における黄砂現象は、春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。
黄砂現象発生の有無や黄砂の飛来量は、発生域の強風の程度に加えて、地表面の状態(植生、積雪の有無、土壌水分量、地表面の土壌粒径など)や上空の風の状態によって大きく左右されます。
②黄砂の観測について
各地の気象台では、空中に浮遊した黄砂で大気が混濁した状態を観測者が目視で確認した時を、「黄砂」として観測しています。
黄砂の観測では、黄砂の観測を開始した時間と終了した時間、決められた観測時間の視程などを記録しています。
の「1時間ごとの値」の記事欄から調べることができます。
黄砂の観測統計については、〔地球環境のデータバンク〕黄砂
から調べることができます。
(国土交通省 気象庁HP参考)
③黄砂による被害について
黄砂による被害は、粒子状物質による大気汚染、視程の悪化による飛行機の運行障害、自動車や洗濯物への黄砂粒子の付着などがあります。
参考:環境省「黄砂問題検討会報告書」
④黄砂と屋根・外壁塗装について
「屋根や外壁塗装に影響があるのでは」と思われがちですが、
事前に高圧洗浄を行うので、砂埃や粒子などは除去されます。
塗装後に黄砂が付着したとしても、微粒子なので塗装に影響はありません。
気温が上がり、天気が安定してきました。
屋根や外壁塗装に適する季節到来です。
ご検討中の方、気になっている方は、まずはご相談ください。