

2022年08月10日
記録的短時間大雨情報 発表相次ぐ 警戒を!
目次
①記録的短時間大雨情報とは

記録的短時間大雨情報とは、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析)したりしたときに発表するもの。
この情報は、現在の降雨がその地域にとって土砂災害や浸水害、中小河川の洪水災害の発生につながるような、稀にしか発生しない雨量であることをお知らせするために、雨量基準を満たし、かつ、大雨警報発表中に、キキクル(危険度分析)の「危険」(紫)が出現している場合に発表するもので、大雨を観測した観測点名や市町村等を明記しています。
雨量基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、おおむね府県予報区ごとに決めています。
キキクルとは・・・大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる「危険度分布」の愛称
危険度分布とは・・・雨による災害の危険度を5段階で色分けして地図上にリアルタイム表示するもので、活用することにより災害から自分自身や大切な人の命を守ることができる情報
②記録的短時間大雨情報が発表されたら

この情報が発表されたときは、お住まいの地域で、土砂災害や浸水害、中小河川の洪水災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味します
実際にどこで災害発生の危険度が高まっているかをキキクルで確認してください。
崖や川の近くなど、危険な場所にいる人は、地元市町村の避難情報を確認し、危険な場所にいる人は避難情報を確認し、発令されている避難情報に従い、直ちに適切な避難行動をとってください。
周りの状況を確認し、避難場所への避難がかえって危険な場合は、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。
市町村から避難情報が発令されていなくても、今後、急激に状況が悪化するおそれもあります。
キキクルや水位情報等の情報を確認し、少しでも危険を感じた場合には、自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
(気象庁ホームページ参考)
③直近の記録的短時間大雨情報

中国地方でも局地的に雨雲が発達。
レーダーの解析で、島根県津和野町付近では、8月5日9時50分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
同じく吉賀町付近でも5日10時までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
予想のつかない大雨が降り、全国各地で被害が出ています。
いざというときの行動について家庭で考えておくと共に、家の屋根、雨どい、外壁などの確認もしておきましょう。
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