2022年07月20日
広島県初の「気候非常事態」宣言と 太陽光発電を考える
目次
①広島県の「気候非常事態宣言」のあゆみ
2020年10月、日本政府が「温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする」方針を発表。国会では11月に衆議院が「気候非常事態宣言」を採択し、参議院でも同宣言を可決。
「気候非常事態宣言」は、世界では2016年から広がりつつあり、日本は10カ国目。
国内では、最初に長崎県壱岐市が宣言。
広島県でも2022年7月15日に、広島市の松井一実市長が、県内初となる「気候非常事態宣言」をしました。
猛暑や、豪雨災害が頻発している要因と考えられる「温室効果ガスの排出」による気候変動を食い止めることが目的。
これにより、省エネルギー対策や、再生可能エネルギーの導入をさらに促したいと考えています。
②太陽光発電のメリット
太陽光発電とは、屋根などに設置したソーラーパネルで、太陽の光から電気エネルギーを作りだすというもの。
発電時に、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を出さない、排気ガスも出さない、クリーンかつエコな発電システムです。
自宅で発電した電気は、家庭で使用するほか、余ったら電力会社に買い取ってもらうこともできます。
災害時に、万が一停電になっても、太陽が照ることで電気を使うことができます。経済的で環境に優しい点が特徴です。
屋根にソーラーパネルを設置することで、「断熱効果」が発生し、夏は涼しく、冬は暖かくなるというメリットもあります。
③太陽光発電のデメリット
家庭に導入する場合、設置費用などの初期費用が高額です。設置後の発電量や売電のこともよく考えて導入を検討しましょう。
また、太陽光発電は天候(太陽光量)によって発電量が左右されます。
晴れの日が多い、日照時間が長い地域はよいのですが、曇りや雨の日が多い地域はあまり設置に適さない場合もあります。
故障やトラブル、自然災害による破損などがあれば、専門家によるメンテナンスを受けないといけません。
経済的なメリットはもちろん、環境に優しい太陽光発電。
メリット・デメリットをよく理解した上で導入を検討しましょう。
屋根の上のソーラーパネル、屋根に関することでトラブルがあったときは、すぐに専門家に相談してください。