2022年06月01日
首都直下地震等による東京の被害想定 10年ぶりに見直し!
目次
①被害想定見直し
東京都防災会議地震部会は、5月25日、平成24年に公表した「首都直下地震等による東京の被害想定」と、平成25年に公表した「南海トラフ巨大地震等による東京の被害想定」を10年ぶりに見直すこととしました。
「都心南部を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が起きると、死者約6,100人、負傷者約93,400人が出る」との報告書が公表されました。
被害想定は「都市南部直下地震」、「首都直下型」の「多摩東部直下地震」「立川断層帯地震」、「海溝型」の「大正関東地震」「南海トラフ地震」の4つです。
②各地震の被害想定
今後30年以内の発生確率が70%とされている多摩東部直下地震では、
想定される死者は4,986人と、10年前の被害想定の数字より200人も多くなりました。
建物被害は16万1516棟と予想されています。
立川断層帯は、住宅密集地域にあり、今後30年以内の発生確率は2%と予想されますが、発生確率が高まっているとされています。
地震が発生した場合、420万人が生活する多摩地域への影響が心配です。
想定はM7.4で、震度6強以上の範囲は多摩地区の約2割に。死者は約1,500人と想定されています。
建物への被害は5万1,928棟と予想されています。
大正関東地震は、相模トラフ沿いを震源域とし、30年以内の発生確率は0~6%。
想定はM8クラスで、死者は1,777人。
建物への被害は5万4962棟と予想されています。
南海トラフ地震は、都内のほとんどの地域が震度5強以下。約1,000人の死者が想定されています。
③耐震性を考えた家屋とは
新たに公表された被害想定を見ていると、建物被害の数字の大きさに驚きます。
そこでわが社がおススメしているのが金属屋根「ガルバリウム屋根」です。
ガルバリウム屋根は、耐久性が高く、厳しい環境にも耐えられます。
また、錆びにくく、非常に薄い金属板でできていて、軽いのが特徴です。
近年発生した地震で大きな被害を受けた住宅は、古い木造住宅が多かったのですが、中でも、重い瓦を使った家屋が被害を受けました。
瓦が重いことで、建物が大きく揺れ、家屋倒壊などの被害につながったといわれています。
もし自宅が重い屋根、瓦屋根で、今から葺き替えを検討される場合は、金属屋根「ガルバリウム屋根」をお考えください。
屋根を軽いものに変えるだけでも、耐震性が上がります。
屋根の葺き替え、金属屋根「ガルバリウム屋根」について、気になることは、いつでもご相談ください。