2023年09月01日
2024年の「新NISA」を前に NISAのおさらい!
「新NISA」「新しいNISA」という言葉をよく耳にします。
現・NISAとは別枠で、2024年1月から新しいNISAがスタートします。
そもそもNISAとは?どんな特徴があるの?
新NISAが始まるまでに、理解しておきましょう。
①そもそもNISAとは
NISAとは、税制優遇制度のこと。
通常、株式や投資信託の配当金(分配金)、利益に対して税金(約20%)がかかります。
しかし、NISA口座で運用した利益には税金がかかりません。
資産運用で10万円の利益が出た場合の一例
一般口座の場合 税金約20,000円が引かれ、約80,000円の受け取り
NISA口座の場合 100,000円の受け取り
②NISAの種類
NISAには「つみたてNISA」と「一般NISA」があります。
投資方法、対象商品、利用できる期間などが違います。
どちらか1つしか選べません。
※いずれも日本にお住まいの20歳以上の人(口座を開設する年の1月1日現在)
※2023年1月1日以降は18歳以上のお客様
つみたてNISA口座
積み立て購入し、年間に40万円の買い付けが可能。非課税で保有できるの は最長20年。
対象商品は国が定めた基準を満たした投資信託。
一般NISA口座
スポット購入、積み立て購入する。年間120万円の買い付けがかのう。非課税で保有できるのは最長5年。対象商品は国内株式・外国株式・投資信託。
③新NISAとは
2024年1月からスタートする新NISAの特徴は以下の通りです。
1 年間買い付け額の上限が変わります。
つみたてNISA40万円、一般NISA120万円は、
新制度になると
つみたてNISA120万円、成長投資240万円に。
2 非課税期間は「無期限」になります。
3 従来は「つみたてNISA」「一般NISA」の併用は不可でしたが、
新NISAになると併用が可能になります。
④新NISA 気になる点Q&A
Q 「つみたて投資枠(現行のつみたてNISA)」と「成長投資(現行の一般NISA)」をそれぞれ別々の金融機関で利用できる?
A 新しいNISAは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」が併用できますが、2つの枠を管理するNISA口座は現行と同様に1つの金融機関でのみ開設可能。
別々の金融機関で分けて利用することはできません。
Q いま、すでにNISAを利用しているが、新NISAを利用するのに手続きが必要?
A 2023年中に「つみたてNISA」「一般NISA」口座があれば、諸手続きなしで自動的に新しいNISA口座が2024年に開設されます。
Q 現在NISAで投資している金額は、新NISAで合算される?
A 現行の「つみたてNISA」「一般NISA」の非課税投資額は、新しいNISAの生涯非課税限度額とは別枠で管理されます。
※各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。
少額からスタートでき、初心者でもはじめやすいといわれるNISA。
使い勝手がよくなる新NISAに注目です。
いずれにしても、自分のライフスタイルに合った投資であることが重要。この機会に理解しておきましょう。