2022年11月23日
紅葉の季節到来! 同時に気を付けたい「雨どい」について
過ごしやすい季節が過ぎ、朝晩冷え込むようになりました。
山口でも紅葉の名所に人が集まり、にぎわっているようです。
今日は紅葉の仕組みと、同時に気を付けたい「雨どい」のお話です。
目次
①どうして紅葉するの?
「紅葉」は木が葉を落とすための準備といわれています。
秋になり、気温が下がりはじめると、光合成から受けるエネルギーが減り、葉を落とします。
葉が落ちるときに、葉の色の変化が起こります。これが紅葉です。
緑から黄色に変化するとき
光合成をする「クロロフィル(葉緑素)」が減っていきます。
クロロフィルが分解され、緑の色素が薄くなることで、光合成をサポートする「カロチノイド」の黄色が目立つようになります。
赤く変化するとき
黄色から赤へ変化するときは、赤い色素を持つ「アントシアニン」が新しく作られるから。
急激に気温が低くなると、光をエネルギーに変換する働きと、そのエネルギーを使って養分を作る2つの働きのバランスが崩れ、赤い色素のアントシアニンを形成します。
②山口県内の紅葉スポット
(日本気象協会 参考)
覚苑寺(下関市)
見ごろ:~12月中旬
巧山寺(下関市)
見ごろ:~12月上旬
大寧寺(長門市)
見ごろ:12月上旬
大照院(萩市)
見ごろ:11月下旬
③雨どいをチェックしましょう
美しい紅葉シーズンに気を付けたいのが、落ち葉のゆくえ。
自宅やその周辺の落葉樹から落ちた葉は、あちこちへ飛び、もしかしたらあなたの家の屋根や雨どいに落ちていませんか?
雨どいに落ちた落ち葉は、そのまま雨どいにこびりつき、雨が降ると濡れて腐ります。
それが幾重にも重なることで、雨どいを詰まらせます。
いざ大雨が降ると、落ち葉のせいで水がうまく流れず、雨どいを破損させたり、雨どいから水があふれたりします。
あふれた水は、家の壁を汚したり、ちょっとしたひび割れから浸水したりします。
いずれにしても、紅葉シーズンの雨どいは要確認が必要です。
過ごしやすい秋のうちに、一度チェックしてみてください。
凍結や積雪が心配なシーズンを前に、気になる点があればどんなことでも、専門家にお尋ねください。