2022年04月06日
目次
①春はどうして眠いのか、その理由
寒い冬を過ぎ、暖かくなり、過ごしやすい気候になりました。
「どうしても眠くなる」「春は眠い」そんな会話をする人もいるでしょう。
では、春はどうして眠いのでしょう?
最初に眠りのメカニズムを説明しましょう。
内臓や血管など体の働きを24時間調整してくれるのが「自律神経」です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類からなり、この2つがバランスよく機能することで、体のコンディションを保っています。
日中は、活動的な「交感神経」が優位に働き、夜は体をリラックスさせる「副交感神経」が優位に働きます。
しかし、ストレスがあったり、緊張状態が続いたりすると、夜も活動的な交感神経が働いて、体がうまく休むことができません。
この状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、体に不調をきたします。
不調の症状として以下のようなものがあります。
頭痛・片頭痛
脈が遅くなる
だるい
朝起きられない
つまり、日中に眠くなるのは、自律神経のバランスが崩れ、「体がうまく休めていない」「十分な睡眠がとれていない」ということが考えられるのです。
暖かくなったといっても、春は寒暖差が大きい時季。
暑くても寒くても体温を一定の状態に保とうとして、自律神経のバランスが乱れやすいと考えられています。
また、気は気圧変動が激しい時季。気圧の変化で自律神経のバランスが崩れることもあります。
さらに、春は「卒業」「入学」「就職」「新生活」と、生活が大きく変化する時季でもあります。
慣れない環境でストレスを感じ、いつの間にか自律神経が崩れてしまうこともあるでしょう。
環境の変化が大きい春こそ、自律神経のバランスを崩さないような生活を送ることが大切です。
朝はしっかり太陽を浴び、夜もなるべく決まった時間に就寝。
規則正しい生活をしましょう。
スマホやPCのブルーライトは、睡眠ホルモンを分泌されにくくします。
寝る前はできるだけスマホやPCを見るのはやめましょう。
不調を感じたらしっかり睡眠・休息を取り、規則正しい生活を。
もちろん不調が長引いたら、病院に行くことも大切です。