2022年09月06日
9月1日は防災の日! 台風にも注意を!
9月1日は「防災の日」。
近年、自然災害が多く発生しており、防災への意識を高めていく必要があります。
9月6日には、山口県に台風11号が接近しました。
風で雨どいが外れたり、瓦のずれや瓦の落下があったりしました。
何か被害があった場合は、専門家に相談してください。
防災の日が制定された経緯を知ると共に、台風シーズンに備えましょう。
目次
①防災の日が制定された歴史
昭和35(1960)年6月11の閣議で、9月1日を防災の日とすることが了承されたのが始まり。
前年の昭和34(1959)年に発生し、多くの犠牲者を出した伊勢湾台風がきっかけ。十分な防災対策を行おうと、翌年「防災の日」が制定されました。
では、なぜ9月1日なのでしょうか。
9月1日は、関東大震災(1923年)が発生した日なのです。
関東大震災は、相模トラフを震源とした、マグニチュード7.9の大地震。震度6以上を記録する地震となりました。約190万人が被災し、10万人以上が亡くなりました。この災害を忘れないようにと、9月1日を防災の日としたのです。
②防災週間
防災の日の9月1日を含む1週間を「防災週間」としています。
主に防災に関する知識を高めることを目的とし、昭和57(1982)年に閣議決定されました。
災害に備えるため、ハザードマップを見直したり、防災グッズを確認したりして、家庭でも防災対策について考えてみましょう。
③台風シーズンに備えよう
古来わが国では、二百十日は暦の上で雑節の一つとして、立春から数えて210日目の日で、太陽暦では9月1日ころにあたり、220日目の二百二十日とともに、台風が来襲する厄日とされています。
それはちょうどこの時期が稲の開花期にあたり(最近は稲が改良されたことにより開花期が早いものもある)、台風が来襲すると稲作に大きな損害を被ることを警戒する目印にした日とも考えられます。
統計的にはこの日、特に台風が来襲しやすいというわけではなく、台風期を控えての警戒期と考えられます。
(東京消防庁HPより引用)
今年も、台風の季節が到来。
大型で強い台風11号は、6日、中国地方に最接近。
島根県が一時暴風域に入り、山口県にも強い風が吹きました。
台風が過ぎ去っても、家の外の備え、家の中の備え、避難場所の確認、気象台が発表する情報の入手、不要な外出を控え、危険な場所に近付かないなど、常に台風への備えを意識しましょう。
また、屋根や雨どいなどで気になる点があれば、専門家に早めに相談しましょう。