2022年06月10日
ゲリラ雷雨で雹被害?! この機会に火災保険の確認を!
6月2日、3日にかけて、関東地区の広範囲で雹が降り、被害が発生しました。
「雹(ひょう)」とは、どのようなものを指すのでしょう。
目次
①雹とは
雹は、直径5ミリ以上の氷の粒が大きくなった氷の塊。
氷の粒が積乱雲の中で上昇・下降を繰り返して大きくなり、ある程度の重さになると落下していきます。
(あられは、直径5ミリ未満の氷の粒)
雹は、5~6月や10月に降ることが多いようです。
真夏や冬はあまり降らないようです。
大きさは、ゴルフボール程度から、野球ボールくらいの大きさのものもあります。
(お天気.com参考)
6月2日、3日の両日は、上空に流れ込んだ寒気の影響で、大気の状態が不安定になり、ゲリラ雷雨が発生しました。
初夏は、真夏と比べると、地上付近の気温が低いため、雹が降りやすいといわれています。
今後も寒気が流れ込むようなことがあれば、要注意です。
②雹の被害とは
雹が降ったことで、雨どいの被害があったことが報告されています。
塩ビ製の雨どいは、経年劣化で硬くなり、割れやすい状態になっていたところに雹の被害があり、破損してしまったそうです。
穴が開いたという報告も。いずれにしてもうまく排水しないので、早めの修理が必要です。
また、ベランダの波板が破損した、千葉県内の駅の屋根が破損した、屋根材や外壁材が割れた、雨戸がくぼんだ、網戸が切り裂かれた、農作物やビニールハウスに被害があった、車に傷が付いた、という事例もありました。
③雹による被害と火災保険
雹による被害のことを「雹災」といいます。
火災保険では、火災だけでなく「雹災」も補償範囲。
それでは、どのような補償が受けられるのでしょうか。
雹災や雪災は、火災保険の基本補償「風災」とセットになっていることが多いです。
「建物」が保険の対象の場合・・・雹災により家屋が損傷するなど、建物が損害を受けた場合に保険金が支払われる
「家財」が保険の対象の場合・・・雹災により家具が損傷するなど、家財が被害を受けた場合に保険金が支払われる
この機会に、加入している火災保険の内容を確認することをおススメします。
ご不明な点は、いつでもお尋ねください。