2023年06月07日
台風はいつ多く発生するの? いまできる対策は?
6月に入っていきなり台風が到来。
大雨が降り、九州から東北にかけて広く雨が降りました。
幸い山口県では大きな被害はなかったものの、高知県土佐清水市で358.5ミリ、愛知県田原市で281.5ミリと、統計開始以来、年間を通して1位の値を観測しています。
大雨や台風にどう備えたらよいのでしょう。
①台風がよく到来するのはいつ?
2011年から2022年までの台風の発生数は、2013年の31回が最高で、2011年の21回が最も少なくなっています。
2023年はすでに4月に1回、5月に1回到来しています。
それでは、発生する月は、いつが多いのでしょう。
2021年は8・9・10月に4回ずつ(全22回)
2022年は8月に5回、9月に7回、10月に5回(全25回)
*国土交通省HP参考
例年の傾向から考えると、やはり8月以降の台風に備える必要がありそうです。
②台風と雨漏りの関係
台風が過ぎ去ると、雨漏りするという話を聞きます。
普段の雨と違って、台風は家の屋根や壁にどういう影響を及ぼすのでしょう。
① 屋根瓦がずれたり、吹き飛んだりする。
ずれたり、吹き飛んだりした隙間に、雨水が入り込み、雨漏りしてしまいます。
② 普段と違い、大量の雨水が吹き込み、雨どいが詰まったり壊れたりする。
強い風が吹き、枯れ葉や落ち葉、ゴミなどが雨どいに飛んできて、詰まってしまう。といから流れず、いつもと違う流れ方をすることで、雨漏りにつながる。
③ サッシの周りから水が入り込む。
強風とともに、水が劣化したサッシから入り込み、雨漏りを引き起こす。
③雨漏りを見つけたときの対処法
まずは「雨漏りしているところはどこなのか」を確認せねばなりません。
2階の天井から雨漏りしている場合は、屋根から水が漏れている可能性があります。
1階の天井から雨漏りしている場合、外壁からかもしれません。
外壁からの雨漏りは、なかなか場所を特定できないものです。
分からない場合は、専門業者に早めに依頼することをおすすめします。
④雨漏りと火災保険
雨漏りに火災保険が適用される場合がありますが、それには条件があります。
火災保険が適用されるのは「自然災害による」ケースです。
例えば、「風災」
台風や竜巻、防風、強風、疾風などで、「瓦がずれた」「雨どいが壊れたり変形したりした」「風でモノが飛んできて家が破損した」という場合。
大雪や雪崩で、「雪の重みで家が破損した」「積雪が落下してものを壊した」というもの。
雹災で、「雹により屋根が破損した」というものなどです。
しかし、建物の経年劣化では適用されませんので、
審査が終わるまで火災保険が使えるかどうかは分かりません。
雨漏りの不安や対策など、気になる点は、早めに専門業者に相談し、大切な家を守りましょう。
台風シーズンにあわてないよう、今のうちに火災保険の証券を確認しておくことも大切です。