2017年11月27日
枯れ葉が舞い、急激に寒くなりましたね。
雨樋掃除のお問合せが増えてきました。
道路の溝に枯れ葉がたまるのと同じですから、
庭や道路が枯れ葉の絨毯になっている方は、
気にかけてみてくださいね。
さて、東日本大震災の時、50人の命を救った宮城県の歩道橋が
撤去されるという記事を見ました。
この歩道橋の上で恐ろしい思いをされた方々には、
忘れたいような、忘れられない、
風化させてはいけない、大切な場所ですよね。
奇跡の一本松は根が腐り、枯死と判断されましたが、
防腐処理を施し、心棒を入れ移設し、
後世へ希望や復興のシンボルとして残される事になりました。
奇跡の一本松の写真を見るたびに、
記憶は薄れる事なく、
あの日、テレビで見た映像が思いだされます。
畑や町を水が飲みこんでいく様子を
信じられない、どういう事かと、、ただ見つめていました。
震災の被害がひとつずつ減っていく事が復興なのかもしれませんが、
複雑な気持ちにもなりました。
屋根の上のシンボルといえば、段々少なくなってきてますが、
鬼瓦です。屋根の一番高いところにある装飾のある瓦です。
こんな立派な鬼瓦がある家は減ってきてます。
特にギロっと、にらみつける鬼の顔がついているものは、あまり見られなくなりましたよね。
そもそもこういう鬼瓦は何の役割をしているか、、、ですが、
鬼瓦は魔除けや家人の想いがこめられたものです。
日本の伝統文化には、祈りや願いを込めた儀式や祭礼がありますよね。
鬼瓦も同じです。
降りかかる厄災から住まいと家人を守るために、鬼瓦が睨みを効かせています。
また、日本人は天災から身を守るために自然を敬う心を持っています。
その信仰心から家内安全などの、願いを込めた模様を
鬼瓦に描き屋根に飾ってきました。
自分の代だけでなく、子孫の代まで繁栄を願い、
縁起のよい模様の入った鬼瓦を飾るのです。
最近はスッキリとしたシンプルな家が増えてきましたが
『日本人の心』のシンボルとして、
鬼瓦を屋根ではなく、お庭にオブジェとして置いてみるのも
いいかもしれません。
和の文化を今のすっきりスタイルに取り入れてみるのも
カッコよくないですか?
今の鬼瓦の種類も色々ありますので、気に入るものが
あるかもしれません。
屋根の事なら、何でも やねっとに相談してみください。
『山口の屋根を守る屋根修理の匠』
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